トルコライス

トルコライスとは・・・

トルコライス トルコライス

トルコライス(とるこらいす・Toruko rice)は、
ご飯もののピラフ、麺のスパゲティ、揚げ物・おかずのトンカツを一つの皿に盛った料理。店によって違いはあるが、主にとんかつ(ポークカツ)、スパゲティ(ナポリタン)、バターライス(ピラフ・ドライカレー・炒飯(チャーハン)等)、カレー、サラダをワンプレートに盛り込んだもの。そのほか焼肉、トンカツ、メンチカツ、目玉焼きが乗ったものなどがある。長崎のご当地料理、B級グルメとして知られる。長崎県内の200軒以上の店舗で提供されており、カレーがかかったもののほか、ドライカレーとデミグラスソースの組み合わせや、ナポリタンの代わりにカルボラーナなど、店により様々なバリエーションがあるほか、「ハンバーグトルコ」「焼肉トルコ」等、同じ店でいくつかのバリエーションメニューを提供している所もある。

「トルコライス」という呼び名は、ピラフがインド、スパゲティがイタリア、トンカツが日本で、その中間地点ということでトルコの名を冠した、という説やピラフ、スパゲティ、トンカツの3種を、トリコロール(3色)に重ね合わせ、トリコロールから転訛してトルコライスの名がついた、という説、元外国航路のシェフが戦後に、お腹を空かせた外国将校のためにトルコ料理のピラフと、おかずとしてスパゲティとカツを組み合わせて一つの皿に盛りこんだのが発祥という説、戦後に長崎にあった「レストラン・トルコ」で焼き飯とスパゲティとトンカツをワンプレートで提供したのが始まりという説など、諸説あるが、通説として、昭和30年代頃に長崎で誕生し、ワンプレートで一度に様々な種類の料理をお腹いっぱいに食べられるとして人気となり広まったという。ハンバーグを用いたものを「ハンバーグトルコ」などとして、名前で差別化しているメニューもあるほか、中華料理店では炒飯入りのトルコライス、インド料理店ではインドカレーを用いたもの、焼き肉店では焼き肉(焼き肉トルコ)、スパゲッティの店ではカルボラーナ(カルボトルコ)など、専門店でもそれぞれの料理をいかしたトルコライスを提供している。

長崎のトルコライスのほか、大阪風や神戸風のトルコライスがある。また、「トルコライスバーガー」や「長崎和牛トルコライス」など、トルコライスから派生したバリエーションメニューもある。

(画像提供:九州観光推進機構 )

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