くろさき茶豆

くろさき茶豆とは・・・

くろさき茶豆(黒埼茶豆・黒崎ちゃまめ・黒崎ちゃ豆・くろさき茶まめ・くろさきちゃ豆・くろさきちゃまめ・Kurosaki Chamame)は、
枝豆作付面積全国1位を誇る新潟県のブランド枝豆の一つ。茹であがったときの、芳醇な香りと豊かな甘み、旨味、こくのある味わいが特徴。高級枝豆、ブランド茶豆として全国的に知られる。明治末期(昭和初期とも)に、新潟県黒埼村の小平方(こひらがた)から山形県鶴岡に嫁いだ娘が、鶴岡の親戚から「だだちゃ豆」を譲り受け、小平方で栽培されるようになったのがルーツといわれる。当初は地域限定の作物として門外不出の扱いを受けていたというが、その味の良さから戦後頃より新潟の都市部に少しずつ流通するようになり、栽培地域も1960年代(昭和40年頃)には黒埼村全域に広がり、いつしか黒崎を代表する作物の一つとなった。「黒崎茶豆」という名は、当時の黒埼村の村長が名付けたものといわれる。現在、黒崎地域には27の生産組合があり、手間暇かけて栽培されている。収穫の時期の短さなどが理由で入手がしにくい希少価値のある品種でもあり、「枝豆の魚沼産コシヒカリ」とも呼ばれ、枝豆を愛する人々を中心に人気。早めに出回る極早生茶豆、本茶豆、ピカリ茶豆などがある。収穫時期は7月末から8月上旬頃。

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