みのむしなんばん

みのむしなんばんとは・・・

みのむしなんばん(みのむし南蛮・Minomushi nanban)は、

拍子切りにして茹でた人参やゴボウを、塩漬けした赤シソの葉で巻いた漬物。岩手県遠野市ほか、県内陸部で作られ、食べられてきた郷土漬物。根菜が旬となる冬の味覚。

漬け込む際にゴボウや人参に粉唐辛子をまぶすほか、漬け汁に唐辛子(南蛮)を加えたり、シソの葉で巻く際に刻んだ唐辛子を一緒に巻く場合も多く、黒っぽくて細長い見た目から、「みのむしなんばん」の名がついたといわれる。

別名「みのぼしなんばん」とも。また、かつて南部藩の藩主に献上されたことから「南部漬」とも呼ばれる。

農閑期の収入源とするため、遠野地方をはじめとする岩手県の農家の主婦が漬け込み、町で売り歩いたという。

根菜類の歯ごたえとシソの葉の香り、甘辛い味が特徴。

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