六条豆腐

六条豆腐とは・・・

六条豆腐(ろくじょうどうふ・RokujoDofu)は、
豆腐を天日で干して乾燥させたもの。伝統食。保存食。六浄豆腐、六條豆腐、鹿茸豆腐とも。

豆腐に塩、または醤油を擦りこんで、一ヶ月ほど乾燥させて作る。水分がなくなって固くなった豆腐はそのままでは歯が立たないため、鰹節のようにカンナやナタなどの刃物で薄く削って食する。殺生をしていない(原料に魚を使っていない)ので、別名・精進節とも。その昔は山伏、修験者の携帯食として珍重されたといわれる。

薄く削ったものをそのまま、酒の肴として食べるほか、お湯で戻して汁物や、煮もの、和え物などに利用する。

その名は、京都の六條に由来するといわれ、かつては保存食、携帯食として多く製造されていたが、現在は、1937年(昭和12年)に京都六条出身の行者から製造法を伝えられたといわれる山形県西村山郡西川町大字岩根沢にある「六浄本舗」が「六浄豆腐」という商品名で製造販売するのみとなっている。

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