うずめ飯

うずめ飯とは・・・

うずめ飯(うずめめし・うづめめし・Uzumemeshi)は、
島根県の津和野地方で食べられている郷土料理。日本五大銘飯の一つ。

さいの目に切った人参や椎茸、ごぼう、高野豆腐、かまぼこなどを
醤油や酒などで味付けしたものを丼に盛り、その上にご飯をよそって出汁をかけ、
刻んだせり、刻み海苔、三つ葉、ワサビ(根わさび)を薬味に乗せ食べる。
地域により、用いる具材は様々で、魚や肉が入る場合もあり、薬味にシソを使用することもある。

ご飯の下に、具を「埋め(うずめ)」て供することから「うずめ飯」と呼ばれる。
その発祥は江戸時代中頃といわれ、
倹約令の出た江戸時代に、具材をご飯の下に隠すことによって、ごちそうを隠れて食べたのがその始まりとも、
肉をおおっぴらに食べることができなかった時代に、ご飯の下に隠すことで食べたのが始まりともいわれる。
また反対に、具が人参やごぼう、豆腐などありあわせのものであったために、「ご飯の上に乗せるほどの御馳走でもない」ということで、
ご飯の下にうずめたのではないかという説もある。

うずめ飯を食べられる店:

[店  名]:郷土料理 遊亀
[住  所]:島根県鹿足郡津和野町後田ロ271-4
[電  話]:0856-72-0162
[​営​業​時​間​]:​​10:30~18:00
[​定​ ​休​ ​日​]​​:年中無休

[店  名]:季節料理 とくまさ
[住  所]:島根県鹿足郡津和野町後田イ-293
[電  話]:0856-72-3074
[​営​業​時​間​]:​​11:30 – 21:30
[​定​ ​休​ ​日​]​​:水曜日

Memo

出汁やご飯を冷やして食べる「冷やしうずめ飯(冷やしうずめめし)」と呼ばれるものもある。

広島県福山市には「うずみ」と呼ばれるよく似たスタイルの郷土料理がある。

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