深川丼

深川丼とは・・・

深川丼(深川どん・深川どんぶり・ふかがわどん・Fukagawadon)は、
あさりなどの貝類とネギ、油揚げを煮込み、ご飯の上にかけたぶっかけ丼。
東京名物。東京の郷土料理。

汁気の多い「雑炊」のようなものや、汁気の少ないいわゆる「丼」のようなものなど、
店やレシピにより、色々なタイプの深川丼がある。最後に卵でとじたものも。

かつて豊富に貝類が捕れた東京都江東区の「深川」の名を冠する料理で、
江戸時代には、江戸前の魚介を捕る漁師たちが食べていたとされる漁師料理。

現在はもっぱらアサリが使われるが、昔は主にバカガイを使っていたという。

江戸っ子で気が短い漁師達は、貝の味噌汁をご飯にかけたり、
貝のむき身をさっと煮たものをご飯にかけて丼にして食べていた。
このスタイルは、忙しいときでもぱっと食べられて手軽で、
なおかつ美味しく栄養も豊富なため、漁師たちに好まれたという。

深川丼と深川めしの違い

「深川」の名を冠する料理として、もう一つ「深川めし」がある。

一般的に、油揚げや野菜の入ったあさりの煮たもの、
もしくはそれらの入った味噌汁をご飯にかけたものを「深川丼(深川どんぶり)」、
あさりの出汁でご飯を炊き、最後にあさりのむき身をご飯に混ぜ込んで
作った「炊き込みご飯」タイプのものを「深川めし」と呼ぶ場合が多い。

とはいえ、あさりの汁物をかけたものを店によっては「深川めし」と呼んでいるケースもあり、
「深川めし」と「深川丼」の明確な差はあいまいになっている。

一説には、漁師の食事から生まれたのが浅利の味噌汁をかけた深川丼、
家庭料理の浅利の炊き込みご飯が変化したのが深川飯ともいわれている。

深川丼が食べられる店:

[店  名]:深川 釜匠 (ふかがわ かましょう)
[住  所]:東京都江東区白河2-1-13
[電  話]:03-3643-4053
[​営​業​時​間​]:​​月~金 11:00~15:00 17:00~22:00 土・日・祝 11:00~22:00
[​定​ ​休​ ​日​]​​:第2・4月曜日

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