吉田のうどん

吉田のうどんとは・・・

吉田のうどん

吉田のうどん(よしだのうどん・吉田うどん・Yoshida no Udon)は、
山梨県富士吉田市の郷土料理。ご当地麺料理。郷土うどん。

コシガ強く、太くて固い麺が特徴。スープのベースは煮干しや椎茸でとった出汁で、味噌か醤油、または味噌と醤油のブレンドで味付けする。トッピングとして、馬肉(または豚肉)、キャベツ、油揚げ、人参、椎茸などが用いられることが多い。また、薬味として、赤唐辛子にごま、山椒などを加え油で炒めた「すりだね」を用いる。

すりだねすりだね

富士吉田は江戸時代から富士講で発展してきた町であり、この「吉田のうどん」も数多くの参拝客たちをもてなしてきた食の一つ。当時は、店というよりも家屋の一部を開放してうどんを提供していたといい、現在もその名残か一般家庭の居間のような雰囲気の場所で「吉田のうどん」を提供する店も少なくない。

現在、富士吉田市の人口およそ5万人弱に対し、市内に約60店のうどん提供店がある。


冷やしうどん

店によっては「冷たいの」で通じる冷たいタイプの吉田のうどん

農山漁村の郷土料理百選

2007年(平成19年)に、各地に受け継がれる郷土料理、ふるさとの味の中から選定された「農山漁村の郷土料理百選」の一つに、山梨県の代表的な料理として「ほうとう」と共に「吉田のうどん」が選ばれている。

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