せいだのたまじ

せいだのたまじとは・・・

せいだのたまじ(Seida no tamaji)は、
山梨県上野原市の棡原(ゆずりはら)地区で伝統的に食されている郷土料理。郷土食。小ぶりのジャガイモを皮付きのまま炒めてから水を加え、味噌、砂糖、みりんなどを入れて煮詰めながら調理したもの。じゃがいもの味噌煮。単に「たまじ」とも。小ぶりな芋も無駄なく食べる為に考案されたといわれる料理で、家庭により、味噌だけで味付けをしたり、水を加えないなど作り方にバリエーションがあり、各家庭ごとの味があるという。

せいだのたまじ
せいだのたまじ

「せいだ」とはこの地域の言葉でジャガイモを意味する言葉で、これはかつての代官であった「中井清太夫」の名に由来する。清太夫が飢饉の対策として、九州から取り寄せたジャガイモを地域の村人に栽培させ、周辺一帯が飢饉に陥った際にも村はこの芋によって苦難を乗り切ることができたので、以来、村人たちはじゃがいものことを代官・清太夫に感謝して「清太夫芋」と呼ぶようになったといい、それがいつしか「せいだ」となったのだという。「たまじ」は小ぶりのじゃがいもを指す。

せいだのたまじを食べられる場所

ふるさと長寿館
住所:山梨県上野原市棡原2374-1
問い合わせ:0554-67-2910
営業時間:9時00分~17時00分
休み: 年末年始(12月30日~1月2日)
料金:「せいだのたまじ」は単品で300円。「 おふくろ定食」(650円)の一品としても提供される。

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