じり焼き

じり焼きとは・・・

じり焼き(じりやき・Jiriyaki)は、
1. 小麦粉に水を加え、ゆるめに生地を作ってから、鍋やフライパン、焙烙、ホットプレートなどに平たく落とし、真ん中に茄子やふきのとう、じゃがいも、からし、青シソ、柚子、じゃこ、桜エビなどの具と、味噌を落としてから、さらにその上に味噌が隠れるように溶いた粉をかけて焼いたもの。地域や家庭により、入れる具材や味付けにはバリエーションがあるが、質素で手軽に作れる食べ物として、主に群馬県の吾妻郡高山村などで、おやつ・間食として食べられてきた郷土料理・郷土菓子の一つ。高崎や前橋方面ではよく似たものを「焼きもち」ともいう。

2. 小麦粉に水、塩少々を加え、ゆるめに作った生地を油を引いたフライパンや鉄板、ホットプレートなどで平たく焼いて、黒砂糖を細かく割って入れたり、南瓜(かぼちゃ)で作る餡(あん)をくるくると巻いて食べる菓子。軽食。おやつ。大分県の郷土菓子。特に豊後地方で食べられてきた菓子。その名の由来は、生地が焼ける様子が「じりじり」としているからとも、生地のゆるさを当地の言葉で「じりい」(ゆるいの意)と言ったからともいわれる。日田地方ではほぼ同様のものを「へこ焼き」とも。

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