下りもの

くだりものとは・・・

くだりもの(下りもの・くだり物・下り物・Kudarimono)は、

京都や大阪など上方で生産され、東海道や中山道を通って江戸に運ばれてきたもの、または廻船(菱垣廻船・樽廻船=貨物船)で江戸に海上運送されてきたもののこと。伏見や灘から江戸に運ばれた酒=「下り酒」(上等な酒とされた)など、上方で作られたものは高品質で味がよいことでしられた。

「下りもの」に対して江戸や江戸周辺で生産されたものは地廻り物(じまわりもの)と呼ばれた。

質の高い「下りもの」に対してそれ以外の低品質のものを「下らないもの」といい、それが「下らない」という言葉の語源になったという。

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