土手煮

土手煮とは・・・

土手煮(どてに・どて煮・Doteni)は、
豚モツや牛すじを、大根、人参、こんにゃく、水やだし汁と一緒に長時間煮込み、八丁味噌(赤味噌)、みりん、ザラメなどで味付けしたもの。
愛知県の郷土食。ソウルフード。名古屋名物。味噌煮込みうどんなどと並ぶ代表的な名古屋めしの一つ。「どて焼き」「どて」とも。串に刺して煮込むスタイルも多い。

愛知県内の居酒屋などおよそ3000店舗以上で提供されており、生ビールや枝豆などと共に、はじめに注文されることの多い飲み屋の大定番。土手煮(どて焼き)をウリにしている店では持ち帰るが可能な店もあり、鍋を持参すると汁も入れてくれる場合もある。

ご飯の上に乗せた「どて飯(どてめし)」もあり、ランチなどで食べられている。

大阪のどて焼き(鍋のふちに土手状に合わせ味噌を盛り、溶かしながらホルモンなどを煮込んだもの)が名古屋に伝わったのがその始まりと言われ、名古屋で使われる赤味噌の味の濃さゆえに出汁をたして煮るようになったことから「どて煮」と呼ばれるようになったという。多くの店で創業以来の味噌だれを継ぎ足して作られている。

バリエーションとして、「どてにハンバーグ」や「どて煮タコス」、「どてスパ」など、様々な派生料理がある。

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