だし

だしとは・・・

山形のだし

だし(Dashi)は、
キュウリやナスなどの夏野菜としそやミョウガなどの香味野菜を細かく刻み、醤油などで味をつけたもの。山形県の郷土料理。山形のだし。地元では「だし」よりも「だす」に近い発音で呼ばれる。

山形県村山地方発祥の郷土料理として知られ、村山地方では戦前から食されていたといわれる。現在では広い地域で食されており、山形県内のスーパーマーケットなどは勿論、都市部のスーパーマーケットなどでも市販されている。

地元の人々にとっては、夏になると欠かせない家庭の味、夏の味覚であり、ご飯の上に乗せて食べるほか、冷奴や蕎麦、素麺等、様々なものと一緒に食する。

また、ラーメン店や蕎麦店でも「だし」は提供されており、メインメニューとして「だし」をトッピングした「だしラーメン」や「だし蕎麦」、サイドメニューとして「だし」をのせた「だしご飯・だしライス」等のメニューが存在する店もある。

だしの材料 だしの作り方

「だし」に用いられる材料としては、キュウリ、茄子のほか、オクラ、ねぎ、しそ、生姜、みょうが、昆布(納豆昆布)などがあるが、地域や家庭により用いる野菜や味付けなどに多少のバリエーションがあり、ピーマンやニンジン、ズッキーニなどが用いられることがある。

作り方はシンプルで、材料を細かく(5ミリ角ほどの大きさに)切り、大皿やボールに入れて醤油などの調味料を加えて混ぜ合わせるだけ。一晩おいて味をなじませる場合もある。


だしをのせた冷奴

だしをのせたご飯

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