南部せんべい

南部せんべいとは・・・

南部せんべい(南部煎餅・なんぶせんべい・なんぶ煎餅・ナンブセンベイ・Nambu senbei)は、
旧南部藩のあった青森県東部から岩手県北部にまたがる南部地方に伝わる伝統的な菓子、食べ物。せんべいの一種。南部地方以外でも、北海道の南部~岩手県の南部などでも食されている。主原料は小麦粉。小麦粉に塩、水、(重曹)を加え、丸い鋳型(焼き型)に入れて焼いて作る。日常的におやつ、軽食として食されるほか、地元では伝統的に祝い事や法事などの際にも欠かせない存在という。

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「ミミ」と呼ばれる縁があるのが特徴で、胡麻が入ったもの(ごま煎餅・胡麻煎餅)が一般に広く知られるが、そのほか何も入っていないプレーンなもの(白・白煎餅・白せんべい)、落花生(ピーナッツ)がはいったもの(豆せんべい)、くるみが入ったもの(くるみ煎餅・くるみせんべい)、じゅね(えごま)がはいったもの(じゅね煎餅・じゅねせんべい)、八戸せんべい汁に用いられる煮込んでも煮崩れしにくいタイプ(かやき煎餅・おつゆせんべい・鍋せんべい)などがあるほか、変わり種として、食紅などでカラフルに色づけされた色つきのもの、カボチャの種やイカ(サキイカ)、干しエビ、リンゴ(林檎チップ)などを乗せたものや、ココアなどが入ったものなどもある。食べ方としては、そのまま食べるほか、水飴(麦芽水飴・津軽飴)や赤飯(おこわせんべい・せんべいおこわ)を挟んで食べることもある。また、バターなどを塗って食べる人もいる。

その発祥は古く、一説には南北朝時代(1336年~1392年)に南朝の長慶天皇が現在の三戸郡南部町の長谷寺に立ち寄られた際に初めて提供されたとも、1411年(応永18年)におきた「秋田戦争」の際に、八戸軍が鉄兜を用いてそば粉に塩と水、胡麻を混ぜたものを焼いて食べたのが始まりとも伝えられる。保存が効くため、戦国時代には兵の携行食・野戦食として用いられ、江戸時代には藩の非常食としても作られていたという。

南部せんべいの色々

一般的な胡麻せんべいや白せんべい、豆せんべい(落花生)のほか、かぼちゃの種やひまわりの種が入ったものやじゅね(えごま)が入ったもの、アーモンドやたまねぎ、納豆がはいったもの、サキイカの入ったもの(イカせんべい)、せんべいに衣をつけて油で揚げたもの(天ぷらせんべい)、食紅などで色付けされたカラフルなもの、あらかじめ飴が挟んであるもの(あめせんべい・飴せん・あめせん)、青森味噌カレー牛乳ラーメンを模した「味噌カレー牛乳せんべい」、チョコやホワイトチョコでコーティングされたものやアイスクリームや生キャラメルが挟んである当世風のものなど色々とバリエーションがある。また、小麦粉と塩に加え、バターや卵、砂糖などが入った、クッキーのようなせんべい(厚焼きせんべい)もある。



南部煎餅にアイスクリームを挟んだ商品


南部煎餅に生キャラメルを挟んだ「生キャラせんべい

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