うばがもち
うばがもちとは・・・
うばがもち(うばが餅・姥が餅・Ubagamochi)は、
滋賀県草津市で古くから製造、販売されている和菓子。あんころ餅の一種。400年以上の歴史を持つとされる菓子で、滋賀を代表する菓子の一つ、滋賀の銘菓、草津名物として知られる。
その発祥は戦国時代の、永禄年代に遡るという。近江の武将・佐々木義賢が織田信長に敗れて一族も敗走、義賢の曽孫を預かった乳母は、自らの故郷であった草津の地で餅を作って売り生活の足しにしていたという。その味が評判を呼び、いつしか「乳母」がつくる「餅」で「うばがもち」と呼ばれるようになり、東海道と中山道の合わさる交通の要衝であった草津の銘菓として広く知られるようになったという。
徳川家康をはじめ、東海道や中山道を行き交う公家や大名も口にしたと伝えられている。また評判を聞きつけた旅人らもこぞって買い求めその味に舌鼓を打ったといい、松尾芭蕉や与謝蕪村が口にした記録も残っている。
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