じゃこ天

じゃこ天とは・・・

じゃこ天(じゃこてん・ジャコ天・ジャコテン・Jakoten)は、
愛媛県宇和島地方を中心に食されている魚肉練り製品。揚げかまぼこの一種。愛媛県の郷土料理。郷土食。ソウルフード。原料には、ハランボ(ホタルジャコ)、ヒメチ(ヒメジ)、ギラ(ヒイラギ)、グチ、ハリメ、小アジなど、主に宇和海で獲れた魚を用い、頭や内臓を除いた後、骨や皮ごとすり身にして調味し、平たい長方形に形を整え、油で揚げて作られる。別名、皮てんぷら、じゃこてんぷら。宇和島市を中心に、町中や街道沿いには「じゃこ天」を製造・販売する店が点在、店頭で揚げたてを販売している店も少なくない。道の駅などでも購入可。

じゃこ天の発祥

じゃこ天は古くから食べられている郷土の味覚であり、その発祥は江戸時代にさかのぼる。伊達政宗の庶長子で、慶長19年(1614年)の大坂冬の陣の後に、宇和島藩の初代藩主となった伊達秀宗公が、故郷の仙台をしのんで、職人を連れてきて製造させたのが最初という。

「じゃこ天」の名の由来にはいくつか説がある。宇和島周辺では魚のすり身を油で揚げたものを「天ぷら」と呼び、骨や皮ごとすり身にして揚げたものを「皮天ぷら」と呼ぶ。じゃこ天は、雑魚を揚げた皮天ぷらで、「雑魚の皮天ぷら」「雑魚天」と呼んでいたものがいつしか「じゃこ天」に転訛したという。また、ほたるじゃこを主原料に用いることから「ほたるじゃこの天ぷら」で「じゃこ天」となった、などの説もある。

じゃこ天の食べ方

揚げたてをそのまま頂くほか、さめたものもそのまま、またはスライスして食べるほか、フライパンや網で軽く炙ってから大根おろしと醤油、生姜醤油、スダチ醤油などをつけて食べる。また、うどんなどの麺類にトッピングする場合も多い。家庭料理として、肉の代わりにじゃこ天を入れた「天ぷらカレー」もポピュラーで、じゃこ天の入ったおでんも一般的。そのほか、煮もの、味噌汁やすまし汁などの汁物の具、ちらしずしのトッピング、炒飯の具など、様々な料理に利用される。

じゃこ天を購入できる場所

宇和島市の町中を始め、周辺の国道沿いにもじゃこ天を製造・販売している店が点在している。道の駅でも揚げたてを食べられる場所がある。宇和島まで足を延ばす時間がない場合には、JR松山駅構内にも販売店があるのでそちらをチェック。

店舗

◆田中蒲鉾本店 本店 
揚げたてタイム9:00〜13:00(日曜、祝日は〜15:00)
住所:愛媛県宇和島市中央町1-6-15
営業時間: 8:00〜19:00(木曜〜17:00)
定休日: 無休
駐車場: あり
電話番号:0895-24-0215
URL: http://www.tanakama.co.jp

◆井上蒲鉾本舗 駅前店
揚げたてタイム10:00〜12:00
住所:愛媛県宇和島市錦町9-7
営業時間: 9:00〜19:00
定休日: 元日
駐車場: なし
電話番号:0895-23-2268
URL: http://www.e-jyakoten.co.jp

◆河内屋蒲鉾 恵美須町店
揚げたてタイム10:00〜18:00
住所:愛媛県宇和島市恵美須町2-4-23
営業時間: 9:00〜19:00
定休日: 無休
駐車場: あり
電話番号: 0895-25-5220
URL: http://www.kawachiya1848.co.jp

◆安岡蒲鉾 JR松山駅 かけはし松山店
揚げたてタイム7:30〜18:00
住所:愛媛県松山市南江戸1丁目(JR松山駅構内)
営業時間: 7:30〜20:00
定休日: 無休
駐車場: なし
電話番号:089-945-9850  0120-58-7771(通販)
URL: http://www.rpm.or.jp/yasuoka

道の駅

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