くさりずし

くさりずしとは・・・

くさりずし(くさり寿司・くさり鮓・腐鮨・腐りずし・腐り寿し・くさりすし・Kusarizushi)は、
1. 和歌山県の南部で伝統的に作られる発酵食品の一つ。サバやタチウオなどを用いて作られる「なれずし(なれすし)」の一種で、一月ほど塩漬けしてから塩抜きしたサバの切り身をご飯(塩飯)の上に乗せてアセの葉(イネ科の多年草)で包んでから、桶に入れて重石をし、10日~2週間ほどかけて発酵させたもの。アセ葉寿司(あせ葉寿司)とも。秋祭りの際に作られる「ハレの食」の一つ。地域によって、サバやタチウオのほか、サンマ、鮎なども用いられる。

2. イワシの内臓を取り除いた後、塩をしてから、生姜や唐辛子と共にご飯に漬け込んで発酵させたもの。千葉の郷土料理の一つ。主に九十九里地域で伝統的に作られ食べられてきた発酵食品。イワシのくさりずし。紀伊半島から伝わったともいわれる発酵食品、保存食品の一つで、熟鮓(なれずし)の一種。サバやサンマで作るものもある。「くされ寿司」「なわずし」とも。

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