おざら

おざらとは・・・

おざら(Ozara)は、
山梨県で昔から食べられてきた料理。料理。「おだら」とも。

甲州の「ほうとう」を冷たくした、「ざるほうとう」「冷やしほうとう」とも呼ばれる、
「温かい」に対しての「ざるうどん」のような麺料理だが、
山梨県西部など、地域によっては麺料理全体を指すこともある。

甲州方言では、古くは、冷やしうどんや、うどん、
冷やを含めたを「おざら(おだら)」と呼んでいたともいい、
一説には、一年の無病息災、家内安全等を祈願して
陀羅尼経(だらにきょう)というお経が読まれる「お陀羅尼(おだらに)」という仏教の催事に因み、
法事の後に食べられていたうどんの一種が「おだら」と呼ばれ、それが一般化したのではないかという説もある。

現在、郷土料理店などで「おざら」として提供されるものは、
ほうと使用するものよりも細めの麺を、やや濃い目の温かい醤油味のツユにつけて食べるスルが多い。
秋から冬にかけては、「ゆもり」スタイルで提供されることもある。

おざら

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