あん肝
あん肝とは・・・
あん肝(鮟肝・アン肝・アンきも・あんキモ・あんきも・Ankimo)は、
鮟鱇(あんこう)の肝臓(肝)のこと。特に、アンコウを捌いて肝を取り出し下処理をした後、塩と日本酒少々を振ってから、そのまま、またはアルミホイルなどで包んで筒状にするなど形を整えて、蒸し器などで15分から20分ほど蒸した「蒸しあん肝」を指す場合が多い。居酒屋などでは、冷蔵庫に入れて冷やしたものを適宜スライスして、大根おろしやもみじおろし、ネギなどを添えてポン酢をかけて供されることが多い(あん肝ポン酢)。
酒飲みにとっては冬の定番の肴であり、日本酒やビール、焼酎がすすむ酒肴の一つとして親しまれる。蒸す際に日本酒をたっぷりと振って、あん肝を酒蒸しにした「あん肝の酒蒸し」も居酒屋などでは見かけるメニュー。
あん肝とあんこう鍋
「あん肝」は、アンコウ鍋に欠かせない存在で、肝を鍋のスープに溶かし込むことにより、コクと旨味が出て濃厚な味わいを持った「あんこう鍋」「どぶ汁」となる。
あん肝とあんこう鍋の具
あんこうのとも和え
また、青森や福島の沿岸部では、「あん肝」を「あんこうの身」と共に和えた「あんこうのとも和え(共和え)」が伝統的に食べられており、それぞれ青森の郷土料理、福島の郷土料理として知られている。
あんこうのとも和え
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