かっけ

かっけとは・・・

そばかっけ

かっけ(カッケ・Kakke)は、
そば粉や小麦粉を練った生地を三角形や長方形にきったものを5分ほど茹でて、ニンニク味噌やネギ味噌、胡麻味噌、くるみ味噌などをつけて食べる料理。大根や椎茸、人参、ネギなども一緒に茹でて食べることが多い。青森の郷土料理。岩手の郷土料理。

そば粉で作るものを「蕎麦かっけ(そばかっけ)」、小麦粉で作るものを「麦かっけ(むぎかっけ)」とも呼ぶ。茹でて味噌をつけて食べるほか、ネギや大根などの野菜や豆腐などと共に「鍋」仕立てにしニンニク味噌やネギ味噌をつけて食べる。主に青森や岩手などの旧南部藩地域で食べられている伝統的な郷土料理・家庭料理。飲み屋や郷土料理屋などでも提供されている。

そばかっけ
そばかっけ

「かっけ」とはこの地域の言葉で「かけら」「端っこ」を意味する言葉。かつて南部藩の殿様が手打ちそばを食べた際に、そのあまりの美味しさに、庶民がそばを食べることをご禁制にしたため、それ以降庶民たちは生地の端っこ(かけら)を三角に切り落とし、茹でて味噌をつけて食べるようになったといい、それがいつしか「かっけ」と呼ばれるようになったという。また、別の説としては、この地域の言葉で「お召し上がりください」を意味する「かぁ、けえ」がいつしか「かっけ」に変化したというものもある。三戸町、田子町、南部町などでは、同じ料理を「つつけ」とも呼ぶ。

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