ちしゃ

ちしゃとは・・・

ちしゃ(萵苣・チシャ・Chisha)は、
キク科の野菜の一種。山口県、特に下関地域の伝統野菜として知られる。ちさ。日本には奈良時代頃に伝えられたといわれる野菜で、レタスの原種・仲間として知られる。レタスの和名として用いられることもある。成長する葉を下の方からかきとるようにして次々に収穫することから別名カキチシャ(掻きチシャ)とも。地域や種類によって茎チシャ、タチヂシャ、葉チシャなどといわれるほか包み菜ともいう。玉状に結球するものは球チシャとも。旬は初夏から夏にかけて。

山口県では、ちぎった「ちしゃ」を、シラスやジャコ(ちりめんじゃこ)、または焼いてほぐした魚と、ワカメと混ぜあわせ、酢味噌(味噌に、砂糖、かぼす汁などをくわえたもの)で和えた「ちしゃなます」と呼ばれるものが家庭料理、郷土料理として親しまれているほか、多少レシピは異なるものの、よく似た料理・惣菜が「ちしゃもみ」として広島県や香川県の家庭料理、郷土料理となっている。

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