永源寺こんにゃく

永源寺こんにゃくとは・・・

永源寺こんにゃく(永源寺蒟蒻・Eigenji Kon-nyaku)は、
滋賀県の東近江市にある永源寺ゆかりの蒟蒻(こんにゃく)。滋賀県の伝統食品の一つ。

蒟蒻(こんにゃく)は古くから「永源寺」の名産品として知られる。その発祥は古く、今から約650年以上前の1361年頃。南北朝時代の武将・守護大名で、近江国の領主であった六角氏頼により臨済宗永源寺派の本山となった「永源寺」が建てられたが、その永源寺の開祖である寂室元光が大陸からこんにゃく芋を伝えたのが「永源寺こんにゃく」の起源とされ、以降、永源寺の僧侶たちの精進料理の一つとして食されてきたという。周辺の庶民たちには正月料理として親しまれていたという。「永源寺こんにゃく」として全国的に知られるようになったのは戦後のことで、次第に「永源寺こんにゃく」の名が広まり、他所でも知られるようになった。永源寺境内には松尾芭蕉の「こんにゃくの さしみもすこし 梅の花」という句碑もある。

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