荏胡麻油

とは・・・

あぶら)は、科の一年草の植物、「荏胡麻」のを絞ってとる油。
荏の油(荏油・えのゆ)とも。では「シソ油(しそ油)」の名で出回っていることも多い。

中世に(なたねあぶら)が普及するまで、一般に利用されていたのは主にこの荏胡麻油と
いわれ、としてのほか、灯火用の油として、
また乾性油(空気中で徐々に酸化して固まる油)としての性質を利用して、
「番傘」や「油紙」などに、防水を高める目的で用いられていた。

体内に吸収されるとEPAやDHAといった良質な脂肪酸にかわる、
人体に不可欠な必須脂肪酸「α-リノレン酸」を多く含み、
1990年代以降、体に良い油としても注目されている。

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