かき船
かき船とは・・・
かき船(牡蠣船・牡蛎船・牡蠣ふね・牡蛎ふね・牡蠣舟・牡蛎舟・蠣船・カキ船・かきふね・Kakifune)は、
川岸に係留して牡蠣を使った料理(かき料理)を提供する船(屋形船・和船)。飲食店の一種。江戸時代に安芸国(現在の広島)から大阪に牡蠣を売りにやってきた商人が始めたのがその発祥といわれ、はじめは生の牡蠣を販売していたが、次第に調理して船で食べさせるようになったという。明治の頃には70隻以上、昭和初期には150隻を超えるかき船が営業していた(戦前の広島の絵葉書などにも登場している)というが、戦後、その数をめっきり減らし、広島で3隻、大阪に1隻などが営業している。(かつて牡蠣船を営業していたものの、現在は陸上の店舗で営業している所もある。)
牡蠣の料理としては主に牡蠣飯(かき飯)、土手鍋(牡蠣の土手鍋)、吸い物(牡蠣の吸い物)、酢の物(酢がき)、牡蠣とおからの和え物(からまぶし)などが江戸時代には提供されていた(現在では、店によっては、そのほかに焼き牡蠣、牡蠣の天ぷら、カキフライ、牡蠣のグラタン、かき酒なども提供、さらに牡蠣以外の瀬戸内の海産物やすき焼き、ステーキなども提供している所もある。)。
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