すはま

すはまとは・・・

すはま(州浜・州濱・Suhama)は、
煎った大豆、青豆を挽いて粉にした「州浜粉(すはまこ)」に水飴や砂糖、餡(または求肥)を加えて練って作る菓子。和菓子の一種。餡を包み込んだものなど、バリエーションがある。その名の由来は、切り口が家紋の一つ「州浜紋」に似ているから、とも、その形が有職洲浜台(※)に似ていたから、ともいう。現在は、その見た目・形によらず、州浜粉を主に用いて作る菓子を「州浜」と呼ぶ。

※)「洲浜」とは、地形の一つで、「洲」が大きくなって、曲線的な出入りが海岸線に存在する浜辺を指す。転じて、洲浜の形にかたどった台を「州浜台」といい、蓮や松、桜、梅などの草木花、岩、鳥など、縁起の良いものなどを設けて、婚礼などのめでたい饗宴の席の飾り物とした。儀式の島台として「肴」を盛るなどに用いられる。

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