けえの汁

けえの汁とは・・・

けえの汁(けぇの汁・けえのじる・Kee no jiru)は、
岩手県の県北地域、久慈や大野および県南の平泉町などで食されている郷土料理。伝統料理。大根、人参、ごぼう、油揚げ、コンニャク、せり、ささぎ豆(ささげ)などの具材を煮込み、味噌または醤油仕立てにしたもの。地域により、具材にはバリエーションがあり、じゃがいも、ぜんまい、椎茸、わらび、ふき、焼き豆腐、百合根なども用いられる。小正月(旧暦の正月)の料理の一つとして伝えられてきたもので、県北では、11月24日の大師講の際に供える「だいすこけえ(お粥)」と一緒に食する汁物で、信仰上の理由から、用いる具材の種類が、7種、9種、11種と、奇数の具を入れる事とされている。

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