わらび餅

わらび餅とは・・・

わらび餅(蕨もち・蕨餅・わらびモチ・ワラビ餅・ワラビもち・わらびもち・Warabimochi)は、
シダ目コバノイシカグマ科のシダ植物「ワラビ」の地下茎を精製して得られるデンプン(わらび粉)を用いて作られる餅菓子の一つ。和菓子の一つ。黒蜜やきな粉をかけて食べることが多い。また、餡を包んだものもある。奈良や京都の伝統的な菓子として知られるほか、東海道の25番目の宿場町である「日坂宿」(現・静岡県掛川市日坂)の名物として江戸時代以前から知られている。

本来はワラビ(本蕨・本わらび)のデンプンに砂糖などを混ぜて加熱し、その後冷まして作るが、冷蔵庫などで冷やすと固くなってしまう上にわらび粉のコストもかかるため、現在スーパーマーケットなどで安価で売られている物には、わらび以外のデンプン(芋、葛等)を用い、トレハロース、水飴などを混ぜて製造・販売されているものも少なくない。

串に刺した「串わらび餅」も売られている。

岡大夫

「岡大夫」は、わらび餅の別称・異称として知られる。これは、平安時代の醍醐天皇がわらびもちをこよなく愛し、官位「大夫(たゆう)(五位)」を授けたことに由来すると伝えられる。

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