ふかの湯ざらし

ふかの湯ざらしとは・・・

フカの湯ざらし(ふかのゆざらし・Fuka no yuzarashi)は、
主に、愛媛県の南部、宇和島市などの南予地方で冠婚葬祭などの席で食べられている郷土料理。
サメの切り身を湯引きして、みがらしと呼ばれるからし味噌で食べる。

アンモニア臭があるため、通常は刺身や干物には出来ないホシザメを食するために戦後に考案されたもの。

頭と内臓を取り、ぬるめのお湯につけて、タワシで表面をこすり鮫肌を除去する。
さらに適当な大きさに切ってから二時間ほど濃い塩水につけアンモニア臭を抜き、
その後お湯にくぐらせる。その後二時間ほど流水で塩出しし、
氷水に一時間さらしてようやく出来上がる、というように下処理に非常に時間がかかる。

提供する際は、結びこんにゃく、豆腐、旬の野菜を添えるのが一般的。
みがらしのほか、ポン酢で食したりすることもある。

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