えきそば
えきそばとは・・・
えきそば(Ekisoba)は、
兵庫県姫路市に本社を置く創業130年以上の「まねき食品株式会社」が姫路市を中心に12店舗展開する、そばチェーン。またはその店舗で提供されているそばメニュー。姫路駅名物のそばとして知られ、地元姫路市民はもとより、近隣在住の通勤・通学客や買い物客などのほか、「姫路のそば」として鉄道ファンなどにも親しまれている。
駅のホーム上にある立ち食いソバ店のほか、地下街や商店街、路面店、さらにドライブスルー形式の店舗などもある。
カツオ節と鯖節をブレンドした和風の出汁に、「えきそば」専用に製造されているストレートの中華麺が入っているのが特徴。小エビ数尾入りの薄型の天ぷらが乗った定番の「天ぷらえきそば」をはじめ、「きつねえきそば」「とり天えきそば」「ごぼう磯辺揚げえきそば」「チーズえきそば」「姫路たこ焼きえきそば」「麻辣火鍋風えきそば」などのほか、稲庭風の細麺のてんぷらうどん、きつねうどん、とり天うどん、ごぼう磯辺揚げうどんなどのメニューやいなり寿司などがある。
「えきそば」の歴史
昭和21年に、姫路駅で「まねき」の屋号で麺類の販売を始めたのが最初で、初めは、戦後すぐで中々手に入りにくかった小麦粉の代わりにそば粉とこんにゃく粉を混ぜて製造した麺に和風だしをかけて作ったものの、日持ちがしないため、保存性を高めるために小麦粉にかんすいを混ぜることで日持ちのする中華麺とした。一方で出汁は、客の要望も有って、中華麺に合わせて変更することをせずに、あえてそのまま和風だしで提供、現在の「中華麺と和風だし」の組み合わせができあがったという。「まねき食品株式会社」は日本で最初に幕の内の駅弁当を販売した会社として知られる。