本枯れ節

本枯れ節とは・・・

本枯れ節

本枯れ節(本枯節・本枯れぶし・ほんかれ節・ほんかれぶし・ほんがれぶし・Honkarebushi)は、
カツオを加工して作る「カツオ節」の一つで、「鰹節菌」と呼ばれる麹菌の一種の「カビ」づけを行った鰹節。数か月の時間と手間をかけて作られる為、カツオ節の中では最も高価。クセがなく品があって上質な出汁が取れる。主に料亭などで用いられるほか、一部の一般家庭などでも「本枯れ節」を購入して鰹節削り器で削る手間をかける場合もある。

本枯れ節が出来るまでの例

1.一時間ほど煮たカツオの身を、ナラやクヌギなどの薪を燃やしながら一ヶ月ほど燻す。(焙乾)
2.燻したものを天日干しにする。
2.その後、煙で風味が増したカツオの表面にカビづけをする。蔵の桶で一月ほど寝かせ、蔵付きのカビが表面をびっしりと覆うまでカビをつける。
3.カビの力によりカツオの水分が取り除かれ、脂肪とたんぱく質が旨み成分へと変わる。
4.天日干しで乾かす。
5.さらにカビづけを行う。
6.天日干し→カビづけを幾度か繰り返して最後に天日干しして完成。

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