赤カブ

赤カブとは・・・

赤カブ

赤カブ(赤蕪・赤かぶ・あかカブ・あか蕪・アカ蕪・アカかぶ・あかかぶ・Akakabu)は、
アブラナ科アブラナ属、またはアブラナ科ダイコン属に分類される野菜・根菜のうち、根が赤いもの。様々な種類があり、薄赤色のもの、濃赤色のもの、真紅のもの、濃赤のもの、薄紅色のもの、ピンクがかった白色のもの、外側は赤く、中は白っぽいもの、中まで赤いものなどバリエーションに富んでおり、大きさや味わいなども異なる。

アブラナ科アブラナ属の赤カブ

岐阜県の飛騨地方の赤かぶ「飛騨紅蕪」をはじめ、「石徹白蕪(いとしろかぶ)」、北海道の「大野紅かぶ」、青森県の「津軽紅」「筒井紅かぶ」「笊石かぶ(ざるいしかぶ)」、山形県の「温海かぶ(温海赤かぶ)」、長野県の「王滝かぶ」「開田かぶ」「三岳黒瀬蕪」等の「木曽赤かぶ」、滋賀県の「万木かぶ(ゆるぎかぶ」、福井県の「河内赤かぶ(こうちあかかぶ)」「穴馬かぶら」「嵐かぶら」、長崎県の「長崎赤かぶ」など、日本の各地で伝統野菜、地域野菜の一つとして、様々な種類、様々な名称の赤カブが栽培されている。主に漬物(赤かぶ漬)で食べられることが多い。長野県木曽地方に伝わる伝統的な漬物で、塩を使わない漬物として知られる「すんき漬け・すんき」は、赤かぶ(木曽赤かぶ)の茎や葉を乳酸発酵させたもの。

赤カブの漬物赤カブの漬物

アブラナ科ダイコン属の赤カブ

ハツカダイコン(廿日大根、二十日大根・はつかだいこん)と呼ばれる。その名の由来は種をまいてから(または芽が出てから)収穫までがはやくて20日ほどである為。サラダなどの生食や漬物、酢物などで食されることが多い。紫色、白色、薄紅色、黄色などのものもある。

ヒユ科フダンソウ属の赤カブ

ヒユ科フダンソウ属の赤カブは、一般的に「ビーツ」「ビート」「テーブルビート」と呼ばれるもの。その見た目から「赤かぶ」とも呼ばれる。日本ではあまり食用とされてこなかったが、近年では生や茹でてパック詰めにされたものが、都市圏のスーパーマーケットなどで販売されている。

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