あらかぶ

あらとは・・・

あらかぶ(アラカブ・Arakabu)は、
スズキ目カサゴ亜目メバル科カサゴ属(またはカサゴ目フサカサゴ科)のカサゴ」の地域名、地方名。主に九州地方や山口県などで用いられている呼称。刺身(あらかぶの刺身)、煮つけ(あらかぶの煮つけ)、(あらかぶの唐揚げ)、味噌汁(あらかぶの味噌汁)など、様々な料理で食されている。は12月から5月頃まで。


あらかぶの刺身 (長崎)

あらかぶのアラ汁 (長崎)

あらかぶのそのほかの地域名・地方名

あらかぶの標準和名「かさご」は、地域によって、様々な別称を持つことで知られる。関西地方の「ガシラ」「カシラ」「がし」「デカガシラ」をはじめ、本周辺の「がらかぶ」「ガブ」、宮崎の「ががら」、地方(主に鳥取・島根)の「ぼっか(ボッカ)・ボッカア」、島根の「ボコ」「ボッコ」「ぼっこう」、山口の「ボテコ」、岡山の「あかめばる(赤眼張)」「メバル」「あかちん」、四国・徳島県海部の「ががね」、西部沿岸地方(主に広島・愛媛・高知など)の「ほご」ほか、ハツメ(山形県酒田)、ハチメ(新潟・富山)、アカ、アカイユ(沖縄)、アカウオ、アカガシラ、アカゲ、アカズイ、アカゾイ(青森)、アカダシ(和歌山)、アカナ、アカホコ、ア、アカメバル(兵庫県神戸市・明石市)、アコウ、アタガシ(和歌山)、アナカサゴ()、アラカズ、アンポンタン、イソアラカブ、ホーゴ、オキアラカブ、オキガシラ、ガガナ、ガガニ(高知)、カズ、ガットバチメ、カラカブ、カラコ、ガリ、カンカンバチメ、ガンガンバチメ、クロガシラ、クロゴツチョウ、ゴチョウ、ゴッチョウ(紀州、奄美)、コンジノホゴ、シシホゴ、チガシラ、チメ、ツラアラワズ、ドツコ、ネバイ、ハチ、ハチカサゴ、ハチガラ、ハチツカサゴ、フゴ、ホンガシラ、ホンカサゴ(新島)、マハツメ、メバリ、メマル、モアルカブ(壱岐)、モタガッシなど、それぞれの地域で昔から親しまれてきたことを窺い知ることができるような、地域色豊かな多彩な名で呼ばれている。

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