初ガツオ

初ガツオとは・・・

初ガツオ(初鰹・初がつお・はつ鰹・はつガツオ・はつがつお・Hatsugatsuo)は、
スズキ目サバ科に属する魚カツオのうち、春から初夏にかけて獲れるカツオの事。その年に初めて水揚げされるカツオということで、「初がつお」と呼ばれる。カツオは春になるとフィリピン沖付近から黒潮に乗って北上し、三陸沖付近で黒潮が親潮にぶつかると、今度は南下をする。「初鰹」は、北上中のカツオで、赤みが多く、まだ脂がそれほどのりきっておらずにさっぱりとしている。

初鰹の時期

カツオは3月頃より獲れはじめるが、そのうち、漁獲量の多い高知県で初鰹が獲れる4月~5月頃の時期に水揚げされるカツオが一般的には「初鰹」と認識される場合が多い。「目には青葉 山時鳥(ほととぎす)初松魚(かつお)」という山口素堂の句があるように、この時期の「初がつお」は縁起がいい「初物」、「季節もの」として珍重されてきた。

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