イカ墨汁

イカ墨汁とは・・・

イカ墨汁(烏賊墨汁・いか墨汁・いかすみ汁・イカスミ汁・イカすみ汁・いかスミ汁・烏賊スミ汁・烏賊すみ汁・いかすみジル・いかすみじる・Ikasumijiru)は、
イカの身とイカ墨を使った汁物、汁料理。いかの墨の汁物、イカ汁、白イカ汁などとも。元々は薬膳料理が発祥ともいわれる料理。沖縄の郷土料理として知られる。

真っ黒い色が特徴の汁料理で、カツオ節、昆布などで出汁を取り、イカは主に沖縄では「シルイチャ-」と呼ばれる白イカ(アオリイカ)を用い、そのほかに豚肉、豆腐、ンジャナ(にがな)やフーチバー(よもぎ)などが用いられる。

沖縄の言葉で「クリ」とも呼ばれるイカ墨は、沖縄では古くから体に良い食べ物とされ、血液の流れをよくし、熱を冷まし、血圧を下げ、解毒作用もあるので、産後や、頭痛、体調不良の時などに食べると元気が出る食べ物とされてきた。特に産後の肥立ちによいとされ、昔から「サゲグスイ」として、産婦さんに滋養をつけさせるために食べさせるという風習がある。また、イカスミに含まれる成分に抗がん作用があるとして、近年注目を集めている。見た目は真っ黒でインパクトのある料理だが、イカの旨味が溶け込んで、体の温まる健康食。

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