落しぶた

落しぶたとは・・・

落しぶた(落し蓋・おとし蓋・おとしブタ・おとしぶた・Otoshibuta)は、
煮物などを作る際に用いられる調理器具の一種。鍋のふたのひとつ。特に煮汁が少ない料理(煮魚)などによく用いられる器具で、軽くて浮いてきてしまうもの、などを調理する際などにも用いられる。木でできた蓋のほか、ステンレス製やシリコン製などもある。また、紙やアルミホイル、クッキングシートなども用いられる。

落しぶたの主な効果

煮汁の蒸発を防ぐ

落としぶたがあることで煮汁の蒸発を防ぐことができる。

煮崩れを防ぐ

食材は煮る際に、煮汁が対流するのにあわせて動くが、落としぶたをすることによりその動きが抑えられるので、その結果煮崩れが起きにくくなるという効果がある。

味を均一に仕上げる

落としぶたをすることで、煮汁が落しぶたに当たり、又鍋に戻るので食材に均一に味がしみ込みやすくなる。また火も全体にまんべんなく通りやすくなって、加熱ムラが起きにくくなるという効果がある。

匂い・臭みがこもらない

煮汁の蒸発を防ぐだけなら、鍋全体を覆う通常の蓋(ふた)でもよいが、落としぶたを使うことで、適度に蒸気などが逃げる為、特に魚介類や肉類などのくさみや匂いがこもることない。

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