草加せんべい

草加せんべいとは・・・

草加せんべい(草加煎・そうか煎餅・草加センベイ・そうかせんべい・Souka senbei)は、
埼玉県草加市のせんべい。埼玉のを原料とする。草加は、かつて日光街道の宿場町として栄えたところで、街道筋には茶店や団子店が店を構え、旅人に団子や茶を提供していた。そんな茶店で寛永年間に生まれたといわれるのが「草加せんべい」で、元々は団子状にした米を乾燥させた保存食が発祥という。街道をゆく旅人相手に団子を売っていた「おせん」という女性が通りすがりの侍からヒントを得て、売れ残った団子を平らに潰して天日で乾燥させ、焼き餅として売り出したのが始まり、という俗説もある。

売り出した当初は、生地に塩を入れて焼いた「塩煎餅」であったが、が一般に普及するようになった中期から幕末には、焼いた煎餅に醤油を塗った「醤油煎餅」となり、醤油の名産地「野田」からもほど近くコメどころであった「草加」の名物として、街道を往来する旅人達に人気を博したという。

戦後、各地のデパートなどで販売されるようになった草加せんべいが人気となるにつれ、地域外で製造されたせんべいが「草加せんべい」の名を名乗ったりと、模造品、類似品が増え草加せんべいの信頼が低下したため、「草加せんべい」として商標を取得、製造地は「草加、八潮、口、越谷」、は「関東近県でされた質の良いうるち米」、製造には「最低10年の経験を持った職人が管理に携わり」、焼き方は「押し瓦での型焼き、または押し瓦方式を取り入れた堅焼きとする」、といった明確な基準を設け、品質保持とブランド維持に力をいれている。

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