あんかけスパゲッティ
あんかけスパゲッティとは・・・
あんかけスパゲッティ(あんかけすぱげってぃ・Ankake spaghetti)は、
柔らかめに茹でた極太のスパゲティに、トマトベースで胡椒が入ったトロミのある餡(あん)をかけたもの。
愛知のご当地グルメ、B級グルメ、ご当地麺料理として知られる。名古屋めしの一つ。名古屋の人々のソフルフードの一つといわれる。地元の人々は主に「あんかけスパ」「あんスパ」などと呼ぶ場合が多い。「名古屋あんかけスパ」「あんかけスパゲティ」などとも。
店や家庭によりレシピは多少異なるが、玉ねぎやピーマン、パプリカ、ウインナー、ハム、ベーコン、マッシュルームなどの具材を、ラードやサラダ油、オリーブオイルなどで炒め、調味料(トマトケチャップやトマトピューレ、ソース、日本酒、タバスコ、醤油、塩、胡椒等)や鶏ガラスープや中華スープなどを加え、片栗粉でトロミをつけて、別に茹でておいたパスタにかけて完成。
専門店や喫茶店などでは、メニューのバリエーションも豊富で、定番の「ミラネーゼ」「ミラネーズ」「ミラネ」などと呼ばれるベーコンやハムが入ったもの、「カントリー」と呼ばれるピーマンや玉ねぎ、マッシュルームなどの野菜などが中心のもの、二つの組み合わせである「ミラカン」という三つのスタンダードメニューほか、エビフライ(海老ネーズ)やポークピカタ、トンカツ、味噌カツ、フィッシュかつ、ハンバーグ、唐揚げ、コロッケ、目玉焼き、スクランブルエッグ、アサリ、ジャガイモ、ニンジン、チーズ、炒めたシーフードや野菜、カレーなどがトッピングや具材として用いられ、定番メニューから店独自のものまで様々な味わいの「あんかけスパ」がある。
あんかけスパゲッティの歴史
あんかけスパの発祥は、1963年の名古屋で、「そ〜れ」のスタッフで、後に「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」を開業する横井博氏が試行錯誤しながら考案したものという。その後次第に市民の間に浸透し、いつしか県民グルメの一つとしてその地位を確立していった。