奈良茶

奈良茶とは・・・

奈良茶(なら茶・奈良ちゃ・ならちゃ・Naracha)は、

1. 奈良で古くから伝統的に食されている茶飯・茶粥の事。奈良茶飯。緑茶(煎茶・抹茶・粉茶・ほうじ茶)を使って炊いた飯のことで、茶飯(奈良茶飯)、茶がゆ・茶粥(奈良茶粥)と呼ばれた。炊く際には塩を少し入れる場合が多く、かつては栗や芋、豆(小豆・ささげ・空豆など)、かき餅などを入れて食すことも多かったという。奈良では伝統的に茶粥が食べられてきたが、時代の変化、食文化の変化などと共に茶粥を食する文化も廃れてきているという。

→ 茶がゆ

2. 奈良で生産されるお茶のこと。大和茶(やまと茶)。主に大和高原(奈良市東部山間、天理市、宇陀市、山添村)、大淀町、東吉野村など、奈良の山間部で栽培されている茶。奈良の茶文化は、806年に唐から帰国した空海(弘法大師)がお茶の木の種を唐より持ち帰って奈良の宇陀に茶を植え、お茶の製法を伝えたのがその発祥といわれる。生産量は全国第6位(2007年度)。

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