寄せ鍋
寄せ鍋とは・・・
寄せ鍋(寄せなべ・よせ鍋・よせなべ・Yosenabe)は、
タラや鮭などの魚介類、白菜、ネギ、春菊などの野菜類、エノキ、椎茸などのキノコ類などが入った鍋料理。
地域や家庭、店により、具材、出汁、味付け、薬味等、バラエティに富む。
定番の具材のほか、その時々の旬のものや、その地域ならではの特産、名産のものが入ることも多く、同じ「寄せ鍋」と呼ばれるものでも様々なものがある。
寄せ鍋の具材
寄せ鍋に使う具体的な具材としては、
出汁として、昆布、鰹節、きのこ、肉および骨・ガラ類、貝類等、
魚介類として、タラ、鮭、フク、タイなどの魚、エビ、カニ、イカ、タコ、白子、貝類(ハマグリ、牡蠣、アサリ、ホタテなど)のほか、すりみにして丸めたつみれ等、
肉類として、牛、豚、鳥、いのしし、鹿などのほか、ひき肉にして団子状にしたつみれ(つくね)、ベーコン、ソーセージ、レバー、モツ等、
野菜類として、白菜、ネギ、大根、人参、春菊(菊菜)、小松菜、みずな(京菜)、もやし、キャベツ、ニラ、セリ、ホウレンソウ、トマト、プチトマト、ジャガイモ、タマネギ、レタス等、
大豆製品として、油揚げ、厚揚げ、豆腐、焼き豆腐等、
練り物類・惣菜類、加工品類として、はんぺん、ちくわ、かまぼこ、さつま揚げ、餅巾着、唐揚げ、餃子、シューマイ、チーズ等、
キノコ類として、エノキ、椎茸、マイタケ、しめじ等が用いられる。
そのほか、コンニャクやシラタキ、春雨、ビーフン、葛切り、マロニー、麩などを入れることも多い。
寄せ鍋の味付け
味付けには、醤油、塩、味噌(赤だし、白味噌、八丁味噌等)、酒、など。
出汁に味をつける場合と、出汁に味付けせずに、呑水(とんすい)に醤油やぽん酢を入れ、それにつけて食べる場合とがあり、
薬味・辛み・風味づけとしては、長ネギ、九条ねぎ、小口ネギ(万能ネギ)、浅葱、生姜、もみじおろし、柚子、かぼす、スダチ、レモン、柚子胡椒、かんずり、コーレーグース等を用いる。
〆に、ご飯、溶き卵等をいれて雑炊としたり、うどんや餅、ラーメンを入れて食べることも多い。
寄せ鍋の語源 由来
様々な材料を「寄せ」合わせて作る鍋である事から「寄せ鍋」と呼ばれるようになったともいわれる。