油そうめん

油そうめんとは・・・

油そうめん

油そうめん(油ソーメン・油そーめん・あぶら素麺・油素麺・あぶらそーめん・あぶらそうめん・Abura somen)は、
素麺と肉、野菜などを炒めて作る奄美大島の郷土料理。沖縄の「ソ―ミンチャンプルー」によく似た料理で、豚肉と玉ねぎ、ピーマン、キャベツ、ニラ、もやし、人参、フル(茎ニンニク)などを茹でた素麺と炒め、醤油、塩などで味付けをしたもの。錦糸卵、紅生姜などをトッピングすることも多い。「油ぞうめん」「アンバーソーメン」「アゲソーメン」とも呼ばれる。奄美大島のほか、徳之島、沖永良部島など、奄美諸島でも食されている。家庭や店、地域によって様々なレシピがあり、鶏の出汁を使ったり、いりこの出汁を用いたり、きびなごやマコモが入ったりとバリエーションがある。

「油そうめん」は、かつては夏の農作業の休憩時に皆で食べた間食だったという。現在は、普段の食事のほか、例年九月(旧暦八月)に開催される豊年祭り「八月踊り」などの祭事や結婚式などの慶事の際などに振る舞われることもある料理となっている。

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