ガサエビ
ガサエビとは・・・
ガサエビ(がさえび・Gasaebi)は、
1. 主に秋田、山形から福井、島根、鳥取にかけての日本海沿岸部、および北海道の羅臼地方などで水揚げされ、食されているエビ目エビジャコ科クロザコエビ属のクロザコエビ、またはトゲザコエビの地域名。
ガサエビ(秋田県にかほ市、山形県酒田市、鶴岡市など)のほか、ガスエビ(白ガス、黒ガス、小ガス)、トラエビ、ガメエビ、ツチエビ(土えび)(京都府舞鶴市)、モサエビ、ホンモサ(鳥取県)、ドロエビ、ガラエビなど、地域によって様々な呼び名を持つ。また、同じ「ガサエビ」と呼ばれる海老でも、クロザコエビ、トゲザコエビのほか、ホザワワタリエビ、フタトゲエビジャコ、ミゾエビジャコ、エビジャコ等、いくつかの種類を含む場合もある。
ぷりっと身がしまっていて味がよく、刺身や寿司、そのまま丸焼き(浜焼き)、天ぷら、フライなどで食される。
鮮度が落ちやすいため、市場にはあまり出回らず、主に地元で消費されることの多い希少なエビで、別名「幻のエビ」ともいわれる。水なしでも3日位生きるほど、生命力が強い。
時期限定で冷凍されたものも通販などで販売されており、刺身のほか、天ぷらやフライなどで食されているがその美味しさは、生のものには到底及ばないとされる。
2. シャコ目シャコ科の海洋節足動物「シャコ」の、主に青森県などでの呼び名。津軽の花見には欠かせないといわれる。
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