花巻そば

花巻そばとは・・・

花巻そば(花巻蕎麦・花まきそば・花まき蕎麦・はなまき蕎麦・はなまきそば・Hanamaki Soba)は、
かけそばの上にもみ海苔をトッピングしたもの。蕎麦の上に海苔を散らした様子を、桜の花びらをまき散らした様にかけて名付けられたといわれる。単に「花巻き」とも。江戸時代の安永年間(1772年~1780年)に考案されたといわれる蕎麦の食べ方で、手軽でおいしいことから定番メニューとして江戸っ子に好まれたという。江戸時代後期の「」「大阪」「京都」の風俗や文化を記した書物「守貞謾稿」に、「花巻 浅草海苔をあぶりて揉み加ふ」と記されているほか、1825年(文政8年)に刊行された「今様職人尽歌合(いまようしょくにんづくしうたあわせ )」にも「夜桜を みにくる人に 売らんとて 花まき蕎麦の にほふゆふぐれ」の歌が掲載されている。

お店で提供される場合は、海苔の風味をより引き出すために、蓋がされて出てくることが多い。海苔に適度に熱が加わり、出汁にほどよく溶け込んだ絶妙な状態で提供するのが作り手の腕の見せ所とも。

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海苔の風味を活かすため、海苔以外には薬味や彩りは用いられないか、ワサビ、またはネギやほうれん草、三つ葉、蒲鉾などのうち1~2種というシンプルな場合が多い。店によっては、うずらの卵がトッピングされていることもある。また、店によっては、冷たいそば(ざるそば・もりそば)に刻み海苔(またはもみ海苔)をたっぷりと散らしたものを「花まきそば」として提供している所もある。

江戸の庶民に愛されたという花巻は、落語「時そば(刻そば)」にも登場する。

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