海藻
海藻とは・・・
海藻(海そう・海草・かいそう・Kaiso)は、
海岸や岩礁、海面、海中、海底など、主に海から採取される藻類の総称。天然ものと養殖ものがある。海に囲まれた日本では古くから食用となってきたもので、出汁を取るための昆布をはじめ、海苔、わかめなど、日本料理には欠かせない重要な食材の一つ。
日本に生息する海藻の種類と日本で食用とされる海藻の種類の数
日本沿岸の海にはおよそ2000種類の海藻が生息、そのうち食用とされる海藻の種類は100種類を超えるといわれる。
食用となる主な海藻
食用となる主な海藻類として、昆布、海苔、ワカメ、アカモク、岩ノリ、フノリ、銀杏草、カジメ、アオサ、モズク、ギバサ、天草(テングサ)などがあり、生のまま、もしくは乾燥、塩漬け(塩蔵)などで流通する。料理により、適宜水や湯などで戻したり、塩抜きしたり、そのまま用いたり、加熱したりして利用される。日本の各地に、その地域ならではの海藻が食用となっていることもあり、またその土地ならではの海藻を用いた海藻料理、漁師料理がある。大きく分けて、コンブやヒジキ、モズク、ワカメなどが含まれる「褐藻類」、アサクサノリやテングサが含まれる「紅藻類」、アオサ、アオノリなどが含まれる「緑藻類」がある。
褐藻類
コンブ、ヒジキ、モズク、ワカメ、アカモク、アラメなど
紅藻類
アサクサノリ、テングサ、トサカノリ、オゴノリ、フノリなど
緑藻類
アオサ、アオノリ、ヒトエグサ、海ぶどう(クビレズタ)など
海藻を用いた料理
一般的な海藻を用いた料理としては、味噌汁などの汁物、酢の物、炊き込み御飯、サラダ、和え物、煮物、揚げ物(天麩羅、唐揚げ)、おにぎり、お茶漬け、などがある。また、刺身などのつま、飾りとして用いられる。
フノリの味噌汁
昆布
ひじきの煮物
海ぶどう(んきゃふ)
トサカノリ
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