もちきび

もちきびとは・・・

もちきび(もち黍・もちキビ・餅きび・餅黍・もちキビ・Mochikibi)は、
イネ科の一年草の植物「キビ」の品種のうち、アミロースをほとんど含まない「糯(もち)種」のキビ。粥として食べたり、団子や餅などにする。

粟よりも少し大きく、黄色い色をした見た目が特徴。(種により、褐色のものや白っぽいものもある。)食感はすこしもちっとしており、甘みとコクのある味わい。

「雑穀」と呼ばれる穀類の一つだが、カロリーは低い一方で食物繊維を豊富に含み(白米の約3倍)、亜鉛、カルシウム、カリウム、マグネシウム(白米の3~4倍)、鉄分(白米の約3倍)などのミネラルやビタミンなども豊富とあって、健康食としても注目されており、「雑穀米」の一つとしてお米に混ぜて炊いて食べる人もいる。また、トリプトファン、リシン、フェニルアラニンなどと共に、人にとって必須アミノ酸の一つであるメチオニンを含んでおり、コレステロールの値をさげ、活性酸素をとりのぞく作用があるとして期待されている。

実を石臼やミキサーなどで粉にしたものを「もちきび粉」といい、餅や団子の材料などに用いられる。

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