つくし

つくしとは・・・

つくしの卵とじ
ツクシの卵綴じ

つくし(土筆・ツクシ・Tsukushi)は、
トクサ目トクサ科トクサ属の植物スギナの胞子茎。山菜の一つ。早春から春にかけ、日本各地の日当たりのよい川の土手、野原、畑などに顔を出す。土筆ん坊(つくしんぼう・つくしんぼ)とも呼ばれる。

その名の由来は、突っ立った柱を意味する「つくし」から来ているといわれるほか、突き伸びる様子を表した「突く突く子」(または土をついて出てくることから「突く子」)や、スギナに付いて出てくることから「付く子」、もしくは袴の部分で継いでいるようにも見えることから「継く子」などと呼ばれるようになり、いつしか「ツクシ」に転訛した、といわれるが定かではない。

ツクシ
ツクシ

ツクシの別名

「ツクシ」は地域により様々な呼び名で呼ばれており、その総数は300とも400ともいわれる。その例として、フデノホ、ツギクサ、ツギツギボウシ、ツギボウズ、カンカンボウズ、ほうしこ、ずくし、スギノコ、すぎなのこ、ずくずくぼぉさん、つくつくぼうし、つくつくぼうさん、つくしのぼうず、ツクツク、ツクツクシ、ズクズクシ、ズクシ、ズク、ズンズクシ、ズクズクス、ズクズク、ツギノコ、ツギナンボ、ツゲノコ、ツツンギノコ、ツギツギ、ドコドコ、モトモト、ドコドコグサ、ツギツギグサ、ツギマツ、ホウシ、ホウシサン、ホシサン、ホシコ、ホウシャヨミノコ、ホウシャ、ゴボウ、ホトケンボウ、ボウズ、デンボウシ、ヒガンボウズ、ヒガンボウ、ヒガンボ、ヒガンボシ、ヒガンムウズ、ヒガンボイボイ、ズクボ、ズクボウ、ツクボンサン、ツクボウ、ツクボウシ、ツキボシ、ツクボシ、ズキボ、ズクンボ、ズクボシ、ズクンボウシ、ズクンボーシ、ツクツクボウズ、ツクツクホウシ、ツクツクボウ、チュクチュクボン、ジクジクボウズ、ツクツクボ、ツキツッポ、ズズボウシ、ツウツンボ、ズクベ、ズクベボウズ、ジツクビ、ズクッベ、ジクベ、ズクンベ、グウズベ、フデクサ、フデバナ、キツネノフデ、フデノホコ、カミナリノヘソ、ヘビノロウソク、キツネノロウソク、キツネロウソク、イノノチンボ、ネコノチョンボ、ンマノスツコ、ダンベコ、ズズコ、ジコババ、ジジババなどがある。

ツクシの食べ方

ツクシは袴(節)を取ったものを茹で、卵とじ(ツクシの卵綴じ)や玉子焼き(つくしの玉子焼き)、酢の物(ツクシの酢の物)、和え物(つくしの和え物・つくしのゴマあえ等)、煮物(つくしの煮つけ・つくしの佃煮等)、おひたし(つくしのおひたし)、炊き込み御飯・混ぜ御飯(つくしご飯)、天ぷら(ツクシの天ぷら)などで食される。

ツクシを食べる際の注意点

ツクシにはアルカロイド、チアミナーゼ、無機ケイ素が含まれ、多量に摂取すると体調を崩すこともあるので注意が必要。

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