削り節

削り節とは・・・

削り節

削り節(削りぶし・けずり節・けずりぶし・Kezuribushi)は、
カツオ節(鰹節)、サバ節(鯖節)、マグロ節(鮪節)、イワシ節(鰯節)などを、鉋(かんな)などの器具を用いて薄く、もしくは細かく削ったもの。出汁を取るのに用いられるほか、卵がけご飯(ねこ飯)に入れたり、冷奴の上にかけたり、お浸しの上にかけたりする。また、醤油とあえてご飯の中にいれておにぎりの具とする。そのほか、お好み焼き、たこ焼き、焼きそば、焼きうどんなどのトッピングとしても用いられる。

削り節

削り節

かつては一般家庭でも鰹節専用の鉋(かんな)を用いて使用する度ごとに削っていたケースも少なくなかったが、現在では、気密パックに小分けに詰められ、窒素が充填されて販売されている手軽で便利な市販品が用いられることも多い。

花かつお(花鰹・花かつを)は、鰹節の荒節(カビ付けを行っていないもの)をごく薄く大きめに削ったもので、ふわふわとした見た目が花のようであることから名付けられたとされる。

削り節は、大きさや厚さにより、平削り、厚削り、細削り、糸削りといった具合に分けられ、用途に応じて使い分けられる。また、鰹節を削る際に出た粉末(鰹節粉末)も「削り粉」として利用される。

糸削り
糸削り

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