かいわれ大根

かいわれ大根とは・・・

かいわれ大根(カイワレ大根・カイワレダイコン・穎割れ大根・貝割れ大根・貝割大根・かいわれだいこん・Kaiware Daikon)は、
野菜や豆類などの種から発芽した直後のものを食用とするスプラウト(発芽野菜)の一つで、アブラナ科ダイコン属大根(だいこん)の発芽直後のもの。ぴりりっとした辛味があるのが特徴で、生のままサラダなどに、また彩り、薬味として刺身に添えられたり、豆腐や温泉卵、麺などの上にトッピングするのに用いられる。

カイワレダイコン

かいわれ大根と平安貴族

かいわれ大根は、平安時代の貴族たちの食卓に上ったとも伝えられる。平安時代中期の承平年間(931年~938年)に編纂された辞書「和名類聚抄」には、「菜羹類」の項目に「黄菜(おうさい)」として、カイワレダイコンに関する記述がある。当時は、「さわやけ」とも呼ばれていた。平安時代中期に完成した長編物語「宇津保物語」に「さわやけの汁」という記述がみられる。

かいわれ大根の食べ方

さっと洗っただけで食べられるのがカイワレダイコンの魅力。洗ってから水気を取り、キュウリやワカメ、もやしなどとサラダに。ごま油やラー油をかければ、風味が増す。また、ハムやチーズなどで巻いてオードブルにするのもいい。熱湯にくぐらせたかいわれ大根を、ひと肌まで冷ました出汁に浸し、冷蔵庫で一晩おけば、一味違うカイワレの旨味を味わうことができる。

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