きぬかつぎ

きぬかつぎとは・・・

きぬかつぎ

きぬかつぎ

きぬかつぎ(衣被ぎ・衣被・衣かつぎ・絹かつぎ・きぬカツギ・キヌかつぎ・キヌカツギ・Kinukatsugi)は、
里芋(サトイモ)の小芋を、皮のまま茹でたもの。または蒸かしたもの。里芋料理の一つ。鍋や蒸し器、蒸籠で作るほか、電子レンジや圧力鍋などでも調理可能。サトイモの衣かつぎのほか、小海老芋のきぬかつぎなどもある。提供する際に彩り・飾りとして、「きぬかつぎ」の上に黒ゴマや木の芽をあしらったり、アオノリ(あおさ)をかけたりすることもある。味噌を塗って炙った(焼いた)ものは「味噌きぬかつぎ」とも呼ばれる。

ぬめりがあり皮離れが良い為、茹でる前に皮に切れ込みをいれることによって火が通った後はするんと容易に皮がむけるようになる。食べる際には手で芋を押し出すようにして皮をむき、塩やごま、味噌などをつけて食べる。

平安時代、高貴な女性が外出する際に衣をかぶって顔を隠したという「きぬかずき・きぬかづき」が名前の由来といわれる。千葉県にある中山法華経寺の名物になっている。

きぬかつぎの旬は?

衣かつぎの旬は秋。中秋の名月のお供え物としても知られている。また「きぬかつぎ」は、俳句の季語(秋の季語)になっている。

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