孝行芋

孝行芋とは・・・

孝行芋(こうこいも・コウコイモ・コーコイモ・Koukoimo)は、

長崎県対馬地域でのサツマイモの呼び名。コーコモ。

1605年に琉球に持ち込まれたサツマイモは、やがて、薩摩(鹿児島)、長崎などで広く栽培されるようになった。サツマイモの種芋は、薩摩藩外持ち出し禁止となっていたが、対馬の農家・原田三郎右衛門が苦労して種芋を対馬に持ち帰ったとされている。

荒地でもよく育つサツマイモは、山が多く耕地の少ない対馬の救世主的存在となり、「農民に孝行する芋」という意味でいつしか「孝行芋」と呼ばれるようになったという。

対馬では、「孝行芋」を砕いて水にさらして天日干しして発酵させて粉にし、「せんちまき」や「せんそば」などを作る。

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