オヤマボクチ

オヤマボクチとは・・・

オヤマボクチ(おやまぼくち・雄山火口・Oyamabokuchi)は、
キク科ヤマボクチ属の植物。葉の裏に生える毛(茸毛)を、火をおこす際の火口(ほくち)として利用したことからその名がある。

葉が牛蒡(ごぼう)に似ている所から、地域によっては「ヤマゴボウ※1」とも呼ばれる。「ゴボウッパ」「ゴンパ」「ヤマゴンボ」とも。山菜の一種。葉を蕎麦のつなぎとして用いたり、蓬(よもぎ)のように餅に混ぜ込んで草餅として食べる地域もある。

Memo

  • 山梨県ではオヤマボクチを「ウラジロ」と呼び、餅や饅頭に混ぜ込んで草餅にする。「うらじろまんじゅう」は、道の駅などでも販売されており、人気の品。
  • 檜原村では「ネンネンボウ」と呼ばれ、蕎麦のつなぎなどに用いられる。「檜原そば」。

※1

ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属のヤマゴボウや、洋種ヤマゴボウには、嘔吐や下痢、痙攣の原因となる有毒成分が含まれる。

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