白子

白子とは・・・

白子(しらこ・Shirako)は、
魚介類の精巣のこと。鱈(たら)や鮭、ふぐ、あんこうなどの白子が味が良いことで知られ、食用として広く流通するほか、イカやタコの白子なども珍味として珍重される。


タラの白子

白子の食べ方

生またはさっと湯通ししたものをポン酢で頂く。刺身、吸い物、鍋、揚げ物、焼き物、酢の物などでも食される。生のものは香りが高く、食感もフレッシュ。一方、火を通したもの(特に焼いたもの=焼き白子・白子焼き)は、水分が抜ける為に味わいがより濃厚となる。

タラの白子

白子の中でも特に鱈(スケソウダラ・真鱈)の白子は各地で冬の味覚として親しまれており、地域によって「雲腸」「雲子」「菊腸」「菊子」「キク」「だだみ」「タチ(すけだち・まだち)」「タツ」「タヅ」など、様々な呼び名を持つ。

たちぽん酢
タチポン酢

ふぐの白子

猛毒を持つ種が多いことで知られるフグも、その毒(テトロドトキシン)は一般的に身や内臓に蓄積される(蓄積される部位はフグの種類により異なる)が、白子には比較的蓄積されにくい為(すべての種類でまったく蓄積されないという訳ではない)、食用として供されることも多い。旨味が濃厚で味もよく、白子ぽん酢や焼き物、揚げ物などを限定の特別メニューとして提供している店もある。


ふぐの白子
Share